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未完成_ リュウノイナイクニ
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未完成_ リュウノイナイクニ
by
pinky_draco
2024/11/06 20:00
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pinky_draco
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{ "lines": [ { "c": "layer", "p": { "no": "0", "src": "459", "path": "20121111063702_7c9257fc.jpg", "x": "0", "y": "0", "effect": "fadeIn" } }, { "c": "msg", "p": "どうやら罠ワナにかかってしまったらしい。" }, { "c": "msg", "p": "門をくぐる時には、うまく城門にカモフラージュされ隠されていた結界のクチが広がり、何者かがくぐった瞬間にクチもとがすぼまって、その網アミに引っ掛かる仕組みだ。" }, { "c": "msg", "p": "観察していると、普通の人間は逆方向に進んでもノーチェックで通している。・・だが・・" }, { "c": "msg", "p": "結界の存在に気付かない、魔物が化けた人間が門を通って出ようとすると、警戒信号が発せられ、あえなく魔物は門番に捕らえられていた。この結界には魔物を感知する能力があるという事になる。" }, { "c": "msg", "p": "だが、外から中に通す時には自分は感知されなかった。それは門番が結界を操作して広げ、結界と自分が触れなかったためであろう。" }, { "c": "msg", "p": "逆に言うと、広げられたために、自分の目に結界が映らなかったとも言えるが・・。" }, { "c": "msg", "p": "熊を捕らえる檻オリと同じく、入るのは簡単だが、入った途端に入り口が閉まるのと原理は同じという訳か。" }, { "c": "msg", "p": "自分の名は、ピンキードラコ。小指ほどの竜という名だ。" }, { "c": "msg", "p": "竜人リュウジン族にとっては未踏の禁断の地といわれている、このカルマ皇国に来てみたら、あっさり罠ワナにかかったという次第。" }, { "c": "msg", "p": "元の竜の姿に変化ヘンゲして、強行突破するか・・ とも考えたが、この地を知らぬ竜が多いという事は、過去の竜人リュウジン達は返り討ちにあった可能性が高い。なので、抜け道・脱出口や脱出方法が無いか探る事とする。" }, { "c": "msg", "p": "さて・・" }, { "c": "msg", "p": "歩き始めたのはいいが、妙に迷いやすい街並だな。おそらく敵軍に攻められても容易に進軍できないようにしてるためであろう。" }, { "c": "msg", "p": "自分は記憶の魔法を使う事にした。" }, { "c": "msg", "p": "といっても、自分の脳の中の、過去の一瞬を取り出せるというだけのモノだが。この魔法は高価なので、あまり使いたくは無いのだが、地図作りのためには仕方が無い。" }, { "c": "msg", "p": "地図のために引き出した記憶とは、自分が上空を飛んでいた時に、この皇国の街並みを見下ろした時の姿だ。自分は羊皮紙を広げ、その記憶をもとにして、地図を手書きで書き写していき、主要な幹線道路と建物に関しては地図化する事ができた。" }, { "c": "msg", "p": "謎の老婆・・ 「見事なもんじゃのー。」" }, { "c": "msg", "p": "自分は驚いて左斜め後ろを見た。いくら地図作りに集中していたとは言え、竜人族の察知能力でも気付かぬ静かな気配で、この老婆は近づいた事になる。" }, { "c": "msg", "p": "ドラコ「びっくりするじゃないか、バアさん。」 自分は急いで羊皮紙を丸めた。" }, { "c": "msg", "p": "謎の老婆「そりゃすまんかったのー。いやなに、よそから来た人が、道にでも迷いなさったかと思って、声をかけてみたまでなんじゃー。」" }, { "c": "msg", "p": "ドラコ「んーそうでしたか。」 老婆「ところで兄さん、どこから来なさったんかいの? 」 ドラコ「ここから北の*** という国からですよ。ちょっと観光にね。」 老婆「そうかいそうかい、なんかオジャマしちゃってる感じかのー。ほいじゃ失礼するよ。地図も持たない旅人さん。」" }, { "c": "msg", "p": "ニヤリ・・と笑いつつ老婆は去っていった。" }, { "c": "msg", "p": "ドラコ「チッ・・ 自分の正体を勘付かれてしまったかもな。場所を変えるか。」 自分は立ち上がり、そそくさと建物の角を曲がったところで、別の容姿に変化ヘンゲした。" }, { "c": "msg", "p": "この変化の魔法は、肉体の見かけは変えられるが、剣や防具、衣類の見かけは変えられない。それに高価な薬草を使ってるだけに、かなり高い値段の魔法なのだ。" }, { "c": "msg", "p": "500メートルも歩いた頃だろうか、憲兵たちが複数、先ほどの地点に駆けていくのが見えた。自分を探しているのかも知れないが不明だ。" }, { "c": "msg", "p": "酒樽が見える店に近づいた。すると何やら怒号が聞こえ、二人の若い剣士が表に出てきた。" }, { "c": "msg", "p": "A 「面白い。ヤレるもんなら、ヤッテみろ ! 」 B 「ナニヲこの野郎ー 調子付いてんじゃねーぞ。」 身なりと剣の紋章を見ると、騎士団の予備兵らしい。昼間から酒をくらってるのか少しフラついてる様だ。" }, { "c": "msg", "p": "自分はスッ・・ と喧騒ケンソウを避けるように、暗い脇道に逃れた。それは争い事に関わるなどして、目立ちたくないからである。" }, { "c": "msg", "p": "ふと後ろを振り返ってみると、男の子が木の枝をもって離れて付いてきていた。自分は相手にせずセカセカと歩みを進める。男の子も付いてきており、歩調は真似してるのかピッタリと合っていた。" }, { "c": "msg", "p": "竜人族である自分は、人間なら駆け足くらいのスピードでもって歩く事ができる。長い裏道を抜け、明るい太い道に出た。" }, { "c": "msg", "p": "頭に小さな壺を乗せた若い女が、・・ハッ・・と驚いて少しよろけた。頭の上の水が少しこぼれた。" }, { "c": "msg", "p": "自分「大丈夫ですか ? 驚かせてしまった様で。」 若い女「・・大丈夫です。・・それにしても歩くのが速いんですね。」" }, { "c": "msg", "p": "自分「ええまあ・・旅慣れてるものですから、唯一の自慢みたいなものです。」 女「そうでしたか。それではサヨウナラ。人間離れして歩ける人さん。笑」" }, { "c": "msg", "p": "若い女は、ニヤリ・・ と笑いつつ立ち去った。" }, { "c": "msg", "p": "--- 数日後 ---" }, { "c": "msg", "p": "脱出の糸口を得られないまま数日が経った。人間の姿でいる時には腹も減るし、それなりの用も足さねばならない。" }, { "c": "msg", "p": "つまり宿に泊まる路銀がいる。そんな事を考えながら、この城郭都市のぐるりを歩いてまわった。" }, { "c": "msg", "p": "川に見える堀に、石造りの塀を沿わせている場所が多い。川をそのまま利用してる城壁もある。" }, { "c": "msg", "p": "静けさと小鳥のさえずりの中、1kmほど離れた地点で、女の叫び声がする。叫び声は「泥棒!!」という怒号に変っていた。" }, { "c": "msg", "p": "素早い足音と、それを追跡する足音・・ 竜人族の自分は意識すればそんな音まで聞く事ができる。" }, { "c": "msg", "p": "自分は先回りする事にした。あくまで人間が走る程度の速度に抑えながら。" }, { "c": "msg", "p": "逃走者は太い道ではなく、そこを近道するかのような細い路地裏を素早く駆け抜けているようだ。音から感じる進行方向で、それと分かった。" }, { "c": "msg", "p": "追跡者のほうはどうやら追いつけずに泥棒を見失ったようだ。諦めたのかもと来た道を引き返していった。" }, { "c": "msg", "p": "やがて泥棒の姿を目視する事ができた。泥棒は丁度立ち止まって獲物を物色し始めたところだ。" }, { "c": "msg", "p": "幸い、辺りには人影が無い。自分は・・ ふわり ・・ と後ろから近づいて泥棒の首を手刀で打った。" }, { "c": "msg", "p": "一瞬で気絶した泥棒の手足を縛り目隠しをし、その上前ウワマエをハネ、結構な金銭を得た。いい気持ちはしなかったが背に腹は変えられない。" }, { "c": "msg", "p": "そして辺りに人の足音や気配が無い事を確認し、すぐにその場を離れた。--- それから数日・・うろうろ彷徨サマヨったが、手掛かりは得られなかった。 ---" }, { "c": "msg", "p": "--- 別の喫茶店にて --- scene_ 02" }, { "c": "msg", "p": "赤毛の女 「どう思う ? アレ ?」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡の女 「アレって、スバシッコイ新入りの事 ?」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛 「うん。かなりのヤリ手の様な気もするのだけど・・ 。」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡 「それはどーかなー。スリやゴロツキをのした位じゃ、判断は難しいね。」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛「ふむ。」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡「うろうろしてるとこ見ると、脱出口の事は知ってるのかも知れないけど、裏ルールは知らないんじゃないのかな ?」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛「そうかもね。知ってたら犠牲者はもっと出てそうなもんだしね。」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡「とりあえず様子見かな。腕が立つんなら引き入れてみようと思うし、役に立たんなら倒して金をいただくまでだし。」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛「金ね・・ あんた長生きしないタイプかもね。」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡「えー。金に困って無茶して死んだ奴なら、たんまり知ってるけどー。」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛「 ( 自覚無しか・・ ) 」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡「さて、あたしはもう行くよ。アンタと喋ってると尻が痛くなっちゃっていかんわ。」" }, { "c": "msg", "p": "赤毛「そか。お気を付けてー。」" }, { "c": "msg", "p": "眼鏡「うぃっ。」" }, { "c": "msg", "p": "--- 魔法ショップ ---" }, { "c": "msg", "p": "数日さまよってみたが、得たものと言えば棒のように疲れた足と、モグリの魔法ショップの存在だけだった。" }, { "c": "msg", "p": "自分は呼び鈴を押して店主を呼んだ。" }, { "c": "msg", "p": "魔法店主「いらっしゃい。」物憂げな疲れた感じの初老の男だ。" }, { "c": "msg", "p": "自分「砂塵で目を傷めましてね。そうした治療用の魔法をいくつか見たいんですが。」" }, { "c": "msg", "p": "店主「治療の関係なら、こちらのコーナーですよ。これはそのリストです。」薬瓶の中の丸薬を見つつリストと値段を見た。" }, { "c": "msg", "p": "自分「一つ試せるかな。」自分はそれなりの代価を机に置きつつ言った。" }, { "c": "msg", "p": "店主「ええどうぞ。これなんかどうです ? 見た所、旅のお人の様ですが、足の疲れも取れますよ。」" }, { "c": "msg", "p": "自分「うん、もし効くなら、10粒と皮袋もいただきたい。」 そして、一粒ナメてみた。効き目は確かな様だ。目の疲れと共に足の鈍痛も引く感じがした。" }, { "c": "msg", "p": "店主「用心深い事で・・ウチは紛マガい物無しの厳選された材料でのみ作ってますから、安心ですぜ。」" }, { "c": "msg", "p": "自分「そのようだな。他のも買っていこうかな。」リストを見つつ物色してみた。あまり買い込み過ぎても混乱するので、もう2.3種類だけ買ってヤメにしておいた。" }, { "c": "msg", "p": "自分「ところで店主、この地に来て間もないのだが、安心して泊まれるようないい宿を知らないかな ?」" }, { "c": "msg", "p": "店主「そーですねー。古くからやってて信用第一って感じの宿なら、ここから西に有るキャットミントですかね。・・私もそう詳しくは無いもんで、そこ位しか知らないのですが。」" }, { "c": "msg", "p": "自分「そうか。色々とありがとう。また寄らせてもらうよ。」 店主「まいどありー。」" } ] }